カラーコーディネーターの試験内容

カラーコーディネーター試験は、どういった試験内容であるのか気になる人も多いのではないでしょうか。

ひとつひとつの色が人に齎す作用や色の意味などを学んでいきます。
色１つを取ってもその色の意味の他にも、似たような色も沢山あります。
例えば青には心を落ちつかせる働きがあるとともに、冷たい作用を連想させる事もあります。
青一色の部屋を作ると本当に気温が下がるとも言われています。

私達が連想する色の気分って、なんでしょうか。
例えばあなたが「すっぱい」を連想する色は何色でしょうか。
殆どの人がレモンの黄色などの色を連想すると思います。
また、「悲しさ」を連想する色と言えば、多くの人が黒や青などの色を連想するのではないでしょうか。
このように色から連想できる私達の感情なども試験に出題される事が多いです。

そして私達が見ている色ですが、例えばトマトや林檎などは赤く見えますね。
そういう視覚現象なども、カラーコーディネーターをする上で、とても大事な問題です。
視覚現象とは簡単に言うと、太陽の光などの白色光を利用されている現象です。
文面よりは図などを見ると判り易いでしょう。

勉強している中でも私達が知らない事が多い為、「へぇ」や「そうだったのか」と思ってしまう単元も沢山あります。
興味を持った皆さんは、これを期にカラーコーディネーターの試験を勉強してみませんか。
色が好きな方なら楽しく勉強出来ると思いますよ。

「色知覚の３属性」と「表色系の三属性」

カラーコーディネーターの試験を学ぶ時に重要になってくる単元が、「色知覚の三属性」です。
色知覚の三属性とは、正常の色覚者であれば、たとえば赤や茶色などが同じ種類であるか見分けることが出来ます。

これを学ぶ上での三属性が、色相・明度・彩度です。

色相とは赤を始め青・黄色・ピンクというような色みの種類の事を言います。
明度は明るい色や黒い色などといった色を表現する明るさの度合です。
彩度とは、沢山ある色の色みの強弱で、色の鮮やかさの度合を表します。
この三つの属性は、独立した属性なので１つの属性が変化しても残りの属性が影響を受けることはありません。
全て色のある物には三属性が使われますが、無彩色には明度しかありません。

また記号や数値などを用いて、色を体系的に表示しているものを表色性と言い、世界中には多くの表色系があります。
この表色系で独自の三属性を用いた物を「表色系の三属性」と言います。
表色系は、色々な種類が世界各地で機能によって使い分けられていて、色を正確に表したり、色彩調和を作る為に求めるものさし、色名を規定したりする役割があります。

このように「色の三属性」や「表色系の三属性」は色の勉強をするにあたって重要なポイントになっています。
この２つの三属性が、これから勉強する課題にどのような役割をするのか、今から学ぶ方は覚えておくといいですね。

お勧めのカラーコーディネーターの学校

カラーコーディネーターを学ぶのに、本当はカラー専門の学校をお勧めするのがいいのかもしれませんが、
学校が遠い人などは通うのも大変です。
そこでお勧めしたいのがヒューマンアカデミーのカラーコーディネーターの講座です。

ヒューマンアカデミーは、多くの講座を持ち、カラーに関しての講座は実績ナンバー１と言われる程有名です。
テキストが学校オリジナルという所も、評判の１つでカラーで判り易いそうです。
しかも殆どの学校を全国の主要都市に展開しているので通いやすいという利点があります。

コースには、カラーの基礎から学べるカラーコーディネーター講座や商品を作ったりする仕事に活かす為の
カラープランナーコース、カラーコーディネーター講師になる為のコースがあり、あなたの夢にあったコースを選択することが可能です。
勿論、カラーコーディネーター認定試験を始め、色彩検定などのカラー試験対策も行ってくれます。

カラープランナーコースでは、カラーコーディネーターを学ぶ他にも、プランナーにとっては学んでおきたいプレゼンテーションスキルを学ぶ事が出来ます。
講師の講座などには実技などあり、教える側の立場も体験出来るといったとても充実した講座が受講出来ます。

またカラーコーディネーター養成講座には、受講後に受講料を一部返還される教育訓練給付金の対象となっているのでそれも嬉しいですね。
受講料はカラーの専門学校とは、殆ど変わらず週１程度なので忙しい人でも安心して通えます。
カラーコーディネーターの講座は人気があるため、満席になる場合もあるそうです。

カラーコーディネーターの知識を家で活用しよう

カラーコーディネーター試験の勉強をしていると、仕事だけではなく私達の生活にも色を活かして楽しい生活を送る事が出来ます。

それは、カラーコーディネーターの仕事が殆ど私達の生活に関わるような仕事だからかもしれませんね。
ではどのように家庭で活用出来るのでしょう。

まずはファッションです。
自分を美しく見せたり、ご主人やお子様の雰囲気も良くしたいと思う人も多いと思います。
そこで試験で習ったパーソナルカラーを使って個人、もしくは家族に合った色を診断します。
そしてそれぞれに合った色で上手くコーディネートしていけば、今までと違った感じが出せて友達などに評判になるかもしれません。
女性でしたら、ヘアカラーやメイクアップの色と洋服など、色々とおしゃれの幅が広がって楽しいですね。

また家の模様替えなども、子供の部屋には勉強に集中出来る色を取り入れたり、赤ちゃんの部屋には安心して眠れるような暖かい色を取り入れたりします。
素敵な雰囲気を作る為に電球の色を変えたりするのもいいかもしれませんね。

他にも食卓にもカラーを上手く使う事が出来ます。
料理本でとても美味しそうに見える料理ありませんか。
味や匂いもしないのになぜ美味しそうに感じるのでしょう。
それには色が関係していることがあります。

例えば子供は、ケチャップを好きな子が多いです。
ケチャップは赤い色をしていますが赤は食欲をそそる色と考えられています。
食が進まない子供にケチャップライスやミートソーススパゲティを作ってあげると美味しそうに食べてくれる時があります。
また、ファミレスなどの大人用のランチやお子様ランチも色とりどりで美味しそうなのが多いですね。
食卓のテーブルクロスやランチョンマット、食器の色なども工夫をしてみるのもステキですね。

このようにカラーコーディネーター試験を受験すると、スキルアップや仕事を探す為だけでなく私達の日常生活に彩りを添えてくれます。

カラーコーディネーターの通信講座

カラーコーディネータ試験を受験する人達は殆どの人が学校に通っています。

しかし、家庭で学習をする事も可能です。
しかし合格率からも判るように、３級は５０%、２級は２０%と言われていて大変難しく、しかもテキストだけだと判りにくい面もあります。

私は、テキストだけだと難しくて理解出来ませんでした。
そこで利用したのが、通信講座です。
通信講座は、１つの単元が細かく説明されている上に重要な所はきちんとまとめられていて、さらにテキストの何倍もの情報が盛り込まれています。

それだけではなく単元ごとのテストを送って先生に採点して頂いたり、説明が詳しいので復習も可能です。
きちんと学習期間がありますので、焦らずゆっくり勉強出来ます。
テキストだとどこから手をつけてよいのか勉強法も悩みますが、通信教育だと勉強の進め方が細かく書かれていてうれしいですね。

さらに、試験問題などに大きな変更があった場合には追補と言う名前の検定テキストも送られてきます。
テキストがどのように変更されたかなど判りやすく書かれているので嬉いですね。
あなたにピッタリのカラーが判るパーソナルカラー診断なども出来ます。

ここまでは、通信教育の良さばかり書いてきましたが、皆さんが気になるのは講座費用かもしれません。
私的には、この講座量を見ると費用は思ったより安かったように感じました。

でもやはり高いと感じた場合には、分割などの月々の支払いなどもありますので利用してみつはいかがでしょうか。

　ユーキャンのカラーコーディネート講座

カラーコーディネーターのお勧めの本

現在では、カラーコーディネーター試験はとても人気があります。

カラーコーディネーターの認定試験を受験する場合に自宅で学習をする人も少なくないと思います。
しかしその時カラーコーディネーターの問題集が多数あり、どれを購入すればいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。
そこで検定受験者のお勧めの本をいくつか紹介しましょう。

まずこのカラーコーディネーター検定試験を行っている、東京商工会議所の認定しているテキストと問題集を紹介します。
公式テキストは、３級・２級・１級とそれぞれ用意されています。
色の基礎的な知識のほかに、色を心理的・物理的な面から解説していて、写真やイラストも充実しています。
問題集も全ての級ごとに用意されていて公式テキストに対応した問題集です。

過去問題集などもありますので、２つセットで購入すると良いでしょう。
代金は東商の公式テキスト「カラーコーディネーションの基礎」が２９４０円。
問題集の「カラーコーディネータ検定試験」が１８９０円です。
全国の書店でも販売されていますが、無い場合は東京商工会議所のネットで注文が可能です。

東京商工会議所HP
http://www.kentei.org/color/index.html#kyouzai

そして日本色研事業の色彩テキストカラーコーディネーター入門も多くの人から
参考になると絶賛の１冊です。
色彩の基本的知識などをカラー図解で、とても分かりやすく説明している入門書です。
これに加え、色見本と色彩のテキスト・配色カードなどを用意すると勉強もスムーズに出来ると思います。
パンテルで安く購入することができます。

商工会議所のテキストが少し高いと思っている人は、このテキストを購入するのはいかがでしょうか。

パンテル
http://store.yahoo.co.jp/pantall/49-252.html

他にも多くのテキストがありますので、皆さんにベストと思ったテキストを探してみて下さいね。

カラーコーディネーターの色彩心理

みなさんの好きな色はありますか。
何故その色が好きなのでしょうか。
無意識に同じ色の洋服に偏っていたり、統一感のある配色の部屋だとなんとなく落ち着くといった経験はありませんか。

これはカラーコーディネーターの検定に関わる内容のひとつですが、例えば青を見ると何となく心が落ち着いたり、ピンクだとほんわかした気持ちになったりしませんか。

それは、皆さんの心に色彩心理が働いているからです。
色彩心理は、多くの物に使われています。
例えば街に貼ってあるポスターや牛乳などの食べ物パッケージ、洋服、鞄などあげてみればきりがありません。
また、料理本を見て美味しそうと感じたり、ファッション誌などを見て、その洋服にあこがれたことがあると思います。

今ではこの色彩心理が一つの分野として取り上げられています。
この色彩心理がひとりひとりの見せ方や私達見る側に食材を美味しく見せたり、私達が欲しくなる洋服を作りだしたりするのかもしれませんね。
また私達が普段目にしている色の見え方や色の性質や明るさや鮮やかさの違いなど色の基本的な事も学ぶ事が出来ます。

普段から何気に関わっている色がこんなにも多くの役割を持っているなんて驚きですね。
色が様々な形で私達の生活に関わっていることを知ることによって、服の選び方だけではなく、料理・いつも何気に見ていたＴＶや雑誌なども以前とは違った見方が出来て楽しくなります。
皆さんも一度カラーコーディネーターの試験を受けてみてはいかがでしょうか。
今まで興味のなかった人も、色を楽しむ世界のとりこになることでしょう。

カラーコーディネーターになるための試験

カラーコーディネーターになる為には、２種類の試験から選択して受験する事が出来ます。
それではどのような検定があるのでしょうか。

まず１つ目は、東京商工会議所で行われている「カラーコーディネーター検定試験」です。

「色を操って管理する」のがカラーコーディネーターだと言われ、私達の色に対する疑問に答えたり、色の魅力を引き出すのが仕事というわけです。

この東商の試験では、カラーコーディネーターに必要な知識や技術を理解しているかを確かめるのが目的です。
カラーコーディネーター試験は、全国主要都市の155の商工会議所が実施しています。
誰でも受験が可能で、３級から１級まであります。
３級に合格すると「アシスタントカラーコーディネーター」の称号を貰えます。

試験内容は例えば３級なら色彩文化を始め、光と色に関した物理学や色彩の心理・人間の目の構造などが出題されます。
１級では３つの分野から選択して試験を受験出来ます。
どの級からでも受験可能ですが、一般受験者は３級や２級から受験する人が多いそうです。
合格率は３級で５０％、２級は３０％程だと言われています。

そして、もう１つは、AFT（社団法人全国服飾教育者連合会）が行っている「色彩検定」です。
1995年度から文部科学省認定、2006年度からは同省後援の「技能検定」になりました。

文科省認定の色彩検定では、以前から「感性」だけと言われていた色に関わる知識や技能をみます。
この色に関する知識などを理論的又は、統計的に学ぶ事により、色彩の実践的な活用能力として身につける事が出来ます。

日本では、色に関する認定試験ではただ１つと言われていて、今までの志願者は約３５万人にも上ると言われています。
AFTの色彩検定は、全国の主要都市４００会場で実施していて、３級から１級までどなたでも受験可能です。
因みに３級では、色彩の基礎基本やファッションや環境などの色彩計画の概念などが出題されるそうです。

カラーコーディネーターのお仕事２

女性なら誰でもファッションに興味があると思いますが、その時にどのような色の服を買おうか迷ってしまう人もいらっしゃると思います。

カラーコーディネーターは、このような時にアドバイスしてくれる仕事もしています。
シーズンのトレンドカラーやファッション情報など、その人個人に似合う色や組み合わせをアドバイスしてくれるのです。

街で自分と同じ色の洋服を着ているのに全く印象が違って見えたり、良いと思って試着したのに何だか似合わないと思ったことがありませんか。
私自身も自分の似合う色がありますが、それは好きな色とは全く違います。

このように似合う色と好きな色は違うと言われています。
肌・頬・目・髪の色などが施すメイクやチークの色によって、似合う服の色なども変わってきます。
カラーコーディネーターは、それを仕事で誰かにアドバイスするだけではありません。

自分自身でカラーコーディネーターの勉強をしていると、あなた自身の印象も変わってくることでしょう。。
それは、あなたにピッタリの色や自分を魅力的に見せるメークの色使い、自分の好きな色の取り入れ方なども学ぶことができるからです。
もちろんその年の流行色などを取り入れた色使いも上手になりますので、きっとより一層お洒落が楽しくなりそうですね。

カラーコーディネーターの試験勉強をする事で、毎日何気なく接してきた色への印象も変わるかもしれませんね。

カラーコーディネーター オンライン講座

カラーコーディネーターの勉強を独学で学ぶのは結構大変ですね。
かといって専門学校に通うといっても金銭的な問題や時間が取れない方も多いはずです。

そういった場合、通信講座を利用して勉強するのも良い方法だと思います。
最近では、オンライン講座というインターネットを利用した講座もあるので、カラーコーディネートの講座を受講する事が出来ます。

ここで紹介するオンライン講座の名前は「ナレッジサーブ」です。
オンライン講座にしては２９６講座ととても多く、受講生もたくさんいます。
そしてこの講座にある「カラーコーディネーター講座」は、人気講座ランキングでは８位になっていて、専門学校などと同様に判りやすいと評判です。

またテキストとPCを使ってお手軽に学べるのも嬉しいですし、初回講座だけお試しとして無料で学ぶ事が出来ます。
料金は１５０００円で受講期間３ヶ月となっていますが、１年まで延長も出来るのでゆっくり学びたい人を始め忙しいい人にもピッタリです。
因みにテキストは指定テキストを書店で購入するそうです。

このオンライン講座では、カラーコーディネーター講座の他にも、カラーセラピーや商品に関したカラーコーディネーターの講座なども沢山ありますので、皆さんも１度利用してみてはいかがでしょうか。
最近はネット上で学べるオンライン講座が増えてきましたが、カラーコーディネーター講座を行っているのはナレッジサーブだけでしたので、魅力的ですね。